2016年インドポリオ投与活動を振り返って
執筆者
5月. 18, 2017
私は昨年2月、インドでのポリオワクチン投与活動(NID)に参加しました。そのときの体験談を紹介いたします。
この活動には、日本から総勢50人のロータリアン、その家族、ROTEX、ローターアクターが参加しました。その目的は、ポリオを世界から撲滅するため、実際にインドの現地に赴いてワクチンを子どもたちに投与することです。夜にデリー空港に着き、翌日活動を始めました。
活動初日
ワクチン投与活動を宣伝するため、スラム街でのパレードに参加。
今回は、9カ国から200人のロータリアンが参加したそうです。現地の学生たちと一緒に「keep Indio polio free(ポリオフリーのインドを維持しよう)*」と声をあげ、明日ワクチン投与活動があるよと呼びかけました。
(* インドは2014年にポリオフリー認定を受け、その後もポリオ再発を防ぐために予防接種活動を続けています。)
2日目
いよいよワクチン投与をするのだ、うまくできるか、どんな場所で行うのか、など期待と不安で一杯でした。現地到着後、3人ずつに分かれて指定された場所に移動しました。現地の保健師さんもいて、早速ワクチン投与がスタート。
ワクチンを投与する人、「投与済み」の目印として左手の小指の爪をペンで塗りつぶす人、投与された人数をチェックする人、子どもにプレゼントをあげる人に分かれて行います。
投与対象の子どもたちを連れてくる親、祖父母、兄弟が目立ちました。4~5才になると自分から口を開ける子が多いのですが、赤ん坊だと怖がって泣いてしまうため、できるだけ早く終わらせてあげようと素早く正確にワクチンを投与するよう心がけました。
最終日
スラム街を訪問して、ワクチンを投与する戸別訪問を行いました。二人一組で、現地の保健師さんと一緒に細い路地を進みながら、前日にワクチンを受けられなかった子に投与を行いました。
子どもたちは人懐っこく、写真を撮られるのが大好き。カメラを向けるともっと撮ってほしくてさらに友だちを呼んできて撮影をせがみます。現地の方たちとこんなに密な親睦ができるなんて思ってもいませんでした。
このような経験はなかなか得られるものではなく、子どもたちのキラキラした瞳を見ていると、自分が彼らの力になれることになんとも言えない気持ちになり、ワクチンを投与しながら何度もこみ上げてくるものがありました。
振り返ってみて
ロータリアンの皆さまと奉仕活動をする機会はなかなかありませんが、この活動を通して皆さまがどれほど奉仕の精神をもって日々ご尽力されているかということを考えさせられました。あらためて、2830地区の皆さま、そして地元の弘前ロータリークラブの皆さまに、感謝したいと思います。
自分の経験してきたことをローターアクトの活動だけでなく、自分の人生において活かしていきたいです。
この活動には、日本から総勢50人のロータリアン、その家族、ROTEX、ローターアクターが参加しました。その目的は、ポリオを世界から撲滅するため、実際にインドの現地に赴いてワクチンを子どもたちに投与することです。夜にデリー空港に着き、翌日活動を始めました。
活動初日
ワクチン投与活動を宣伝するため、スラム街でのパレードに参加。
今回は、9カ国から200人のロータリアンが参加したそうです。現地の学生たちと一緒に「keep Indio polio free(ポリオフリーのインドを維持しよう)*」と声をあげ、明日ワクチン投与活動があるよと呼びかけました。
(* インドは2014年にポリオフリー認定を受け、その後もポリオ再発を防ぐために予防接種活動を続けています。)
2日目
いよいよワクチン投与をするのだ、うまくできるか、どんな場所で行うのか、など期待と不安で一杯でした。現地到着後、3人ずつに分かれて指定された場所に移動しました。現地の保健師さんもいて、早速ワクチン投与がスタート。
ワクチンを投与する人、「投与済み」の目印として左手の小指の爪をペンで塗りつぶす人、投与された人数をチェックする人、子どもにプレゼントをあげる人に分かれて行います。
投与対象の子どもたちを連れてくる親、祖父母、兄弟が目立ちました。4~5才になると自分から口を開ける子が多いのですが、赤ん坊だと怖がって泣いてしまうため、できるだけ早く終わらせてあげようと素早く正確にワクチンを投与するよう心がけました。
最終日
スラム街を訪問して、ワクチンを投与する戸別訪問を行いました。二人一組で、現地の保健師さんと一緒に細い路地を進みながら、前日にワクチンを受けられなかった子に投与を行いました。
子どもたちは人懐っこく、写真を撮られるのが大好き。カメラを向けるともっと撮ってほしくてさらに友だちを呼んできて撮影をせがみます。現地の方たちとこんなに密な親睦ができるなんて思ってもいませんでした。
このような経験はなかなか得られるものではなく、子どもたちのキラキラした瞳を見ていると、自分が彼らの力になれることになんとも言えない気持ちになり、ワクチンを投与しながら何度もこみ上げてくるものがありました。
振り返ってみて
ロータリアンの皆さまと奉仕活動をする機会はなかなかありませんが、この活動を通して皆さまがどれほど奉仕の精神をもって日々ご尽力されているかということを考えさせられました。あらためて、2830地区の皆さま、そして地元の弘前ロータリークラブの皆さまに、感謝したいと思います。
自分の経験してきたことをローターアクトの活動だけでなく、自分の人生において活かしていきたいです。