「ポリオ」という病気
ポリオ(急性灰白髄炎)は非常に感染性の高い病気であり、特に感染しやすいのは5歳未満の子どもです。日本では一般に「小児まひ」と呼ばれることもあります。
ポリオウイルスは人から人へ感染し、最も多いのは汚染水を通じた感染です。神経系を侵すこともあり、これによって身体のまひを引き起こす可能性があります。治療法はありませんが、安全なワクチンで予防が可能です。ロータリーとそのパートナー団体は、これまで世界中25億人以上の子どもにワクチンを投与する活動を行ってきました。
「ポリオ根絶に向けた世界的な進展は、人びとの知らないところで黙々と成し遂げられてきました」
歴史
ポリオに関する最近の歴史&根絶活動の主な進展
感染リスクにさらされているのは?
世界からポリオを根絶しない限り、今後10年以内に、世界での年間発症数は20万件に上ると予想されています。ポリオの常在国はわずか2カ国ですが、ポリオの発症がどこかで起きている限り、感染の危険は世界中の子どもに及ぶことになります。