ポリオ根絶のための自転車レース
なぜ自転車レース?
米国アリゾナで開かれる自転車レースEl Tour de Tucsonに参加することが、なぜポリオ根絶活動につながるのでしょうか。日本ではまだ耳慣れない方法ですが、世界では、過酷なレースに参加する機会を利用して特定の慈善活動をアピールし、支援者や友人から募金を集めることが頻繁に行われています。ロータリーもこれまでにこの方法で5330万ドル以上をポリオのために募金してきました。今回は、この方法でのポリオ活動に対してまだ馴染みが薄い日本での認識を高めるために、日本人のスタッフが参戦します。少額のご寄付でも、多くの方にご協力いただくことで大きなインパクトが生まれます。ポリオ根絶への思いをペダルに乗せて全力で挑みますので、ご支援をどうかよろしくお願いいたします。
ロータリーチームの紹介
Naish Shah
会員特典プログラムマネジャー
国際ロータリー世界本部の職員で、Naperville Downtownロータリークラブ(米国イリノイ州)の会員です。二人の従弟がインドでポリオを発症し、成人前に逝去しました。米国で生まれ育った自分はワクチンで守られ、インドにいた従弟はポリオで命を落としたことが、「ポリオ根絶への支援を集めるためなら何でもする」という強い思いを生んでいます。今回が4度目の出場です。
Courtney Drew
グローバル行事、学習スペシャリスト
約5kmの通勤でも、丸一日の長距離走行でも、自転車に乗ることを至上の喜びとしています。Naishと共にチームリーダーとなり、メンバーを導くことを自らのエネルギーに変えて今年の自転車レースに挑みます。トレーニング、ファンドレイジング、レースへの準備により一層の力を注いでおり、力をあわせることでポリオを根絶することは可能だと固く信じています。
Kris Tsau
ポリオプラス、アドボカシースペシャリスト
ロータリアンと協力して政府支援を得るためのアドボカシーを行っています。ポリオサバイバーの祖父をもち、祖父への敬意、そして根絶活動を支えるロータリアン、同僚、パートナー団体への感謝を胸に参戦します。過去にはスコットランドでの長距離自転車イベントに参加し、今回は50歳の誕生日にあわせて50マイル(約80km)のコースに出ます。25年間、国際ロータリーに勤務。
Kevin Kelly
大口寄付担当(MGO)
20年以上前、障がい者への支援と認識を向上させるため、サンフランシスコからワシントンDCまで自転車で走破した経験をもっています。これがきっかけで地域社会を支援できるキャリアを選びました。現在はロータリー財団で大口寄付を担当し、支援を募るため米国中西部とカナダ・オンタリオ州の各所を訪問。ロータリアンでもあり、ポリオ根絶を最大の目標としています。
Masa Kato
グローバルコミュニケーションズ、アジア担当
日本で生まれ育ち、現在は米国に在住。国際ロータリー本部でコミュニケーションを担当。複数国で自転車の旅をした経験をもっています。現在、100マイル(約160km)レースの特訓に集中し、ケガを避けるため、32年間続けてきた剣道を休止中。ポリオ根絶レースに対する関心を日本とアジアで高め、疾病予防のために闘う人たちがいることを息子に伝えるため参戦します。
Jean Saunders
会員増強マーケティング担当
カナダ出身で、ここ20年間は米国エバンストンに在住。ポリオ根絶自転車レースのチームメンバーとなり、情熱とともに50マイル(約80km)のコースに挑みます。自転車への情熱と、ロータリーの歴史上で最大の規模を誇るポリオ根絶活動に対する情熱を共にする仲間や友人と共にトレーニングすることを楽しみとしています。